朝三暮四

宋の国に狙公という人がいた。猿を可愛がって群れをなすほど養っていた。

サルの気持ちを理解することができ、猿も同様に主人の心をつかんでいた。

自分の家族の食べ物を減らしてまで、猿の食欲を充たしていた。

ところが急に貧しくなったので、猿に与える餌の茅(どんぐり)を減らすことにした。

猿たちが自分になつかなくなってしまうのではないかと心配したので、

まず猿たちを誑かして言った。

「お前たちにどんぐりをやるのに、朝は三つで暮は四つにする。足りるか」

すると猿たちは皆起ち上がって怒りだした。そこで狙公は急に言い変えて、、

「それじゃ、朝は四つで暮は三つにしよう。足りるか」と言うと、

猿たちは皆平伏して喜んだ。


というお話で、

目前の差にこだわり、結局は同じ結果なのに気がつかないこと。

言葉の上でだけうまく話して他人をごまかすこと。

の意味で使われています。

ファイナンス理論からすると、あながち猿はできないと思いますけどね、、、

Money Literacy Academy お金のリテラシーを高める

金融プロフェッショナルと共に考える、お金のリテラシー。 難しくはありません。 一生ついて回る、お金のことに正しく向き合う基礎体力を金融プロフェッショナルと一緒に考えましょう! 巷に溢れる投資商品の案内や推奨、あるいはFPなどの資格だけを持った講師のセミナーとは一味も二味も違います。 大手国内・外資系で経験を長年培ってきた講師だからこそ実現可能な、楽しくて役立つセミナーをぜひご活用ください!

0コメント

  • 1000 / 1000